C言語

1とlは、どれくらい間違えやすいか

C言語の整数定数の型について記事を書きました。そこで紹介した接尾辞について紛らわしく見える書き方を紹介します。

どう読める?

次の変数宣言を見てください。

long long int data = 443322ll

変数宣言の最後は、LL接尾語で、整数定数が long long 型であることをコンパイラに示します。初期値は、443322 となります。※最後の文字は、数字の一ではなく、小文字のエルです。

次の変数宣言はどうでしょうか。

long long int data = 44332211

この変数宣言には接尾辞がなく、初期値は、44332211 となります。

フォントによっては、もっと見分けがつきにくいかもしれません。

コーディングガイドライン

MISRA C 最新版(2023)の Rule 7.3 では、以下の趣旨のガイドラインを紹介しています。

接尾辞には、’l’ を使わずに ‘L’ を使おう。

読み間違えるリスクを考えると、もっともなガイドラインだと思います。

わたしの場合

わたしが趣味で書いているプログラムも、このガイドライン(Rule 7.3)に従っています。また、文字種を合わせるために接尾辞では、’u’ ではなく ‘U’ を使っています。

ループ変数は、i、j、k の次は、l になりますが、小文字の l は使わないようにしています。ひとつ飛ばして m を使うか、L と表記しています。左と右を組に使う場合は、L と R または、left と right と書くようにしています。

最後に

整数定数について紹介しました。これに関連する自分で気を付けている習慣を紹介しました。

C言語を使いこなしていきましょう!

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