AOJ ITP2 8_B（Map: Delete）を解く

Aizu Online Judge（AOJ）が提供している「プログラミング応用」（ITP2）の8_B問題をC++で解いてみました。

ITP2では、「プログラミングのための基礎ライブラリを獲得します」とあります。トピック#8では、辞書（map コンテナ）を学びます。

問題（8_B: Map: Delete）

問題はリンク先をご覧ください。

AOJ ITP2 8_B問題: Map: Delete

Map コンテナについて学びます。

Map コンテナについて

以下は、cpprefjp 様の記事を参考にさせていただきました。

Map コンテナについての概要と主なメソッドは、8_A で紹介しています。

C++ プログラム例（ITP2 8_B）

問題で与えられるクエリに従い、キーを文字列とする辞書 M に対して、以下の操作を行います。8_A と比較してクエリ2が追加されています。またクエリ1の仕様も変更されています。

• クエリ0　キーが key で値が x である要素をコンテナ M に挿入する。キーが key である要素がすでに存在している場合は、要素の値を x に更新する。
• クエリ1　キーが key である値を出力する。ただし、そのような要素がない場合は、0 を出力する。
• クエリ2　キーが key である要素をコンテナ M から削除する。

以下が、C++プログラムとなります。

#include <iostream>
#include <map>

using namespace std;

int main()
{
	map<string, int> M;

	int q;
	cin >> q;

	for (int i = 0; i < q; ++i) {
		int command;
		cin >> command;
		if (command == 0) {
			string key;
			int x;
			cin >> key >> x;
			M[key] = x;
		} else if (command == 1) {
			string key;
			cin >> key;
			if (M.count(key) == 0) {
				cout << 0 << endl;
			} else {
				cout << M[key] << endl;
			}
		} else if (command == 2) {
			string key;
			cin >> key;
			M.erase(key);
		}
	}

	return 0;
}

上記プログラムは、AOJ で「AC（Accepted＝正解）」と判定されました。

最後に

Map（連想配列） は、Set と同じく erase も対数時間で効率よく処理できます。

引き続き、ITP2 の問題を紹介していきます。