2024年には、AtCoder が開催している ABC(AtCoder Beginner Contest)に42回参加しました(ABC335~ABC385)。その取り組みについてまとめました。
参加回数と頻度について
2024年には52回のコンテストが開催され、そのうち10回は不参加でした。昨年の2023年は2回不参加でした。不参加率が増えていますが、コンテストは変わらず楽しく参加しています。
2024年は、レート停滞の年でした。2023年最後のABC334でレート1000を超えることができましたが、そのレートを超えることができませんでした。
記事にした問題について
当初は、コンテストで解いた問題を記事として紹介していました。最近は、過去のABC で典型的な問題を紹介することが増えてきました。
1年間の Heatmap は、以下のようになりました(AtCoder Prombles 様に感謝します)。最近は、過去の緑レートの問題に取り組んでいることが分かります。なお、9月中旬から下旬にかけては体調不良のため、ブログ記事の投稿を休止していました。
振り返り(主に感想)
生成AIの影響
ABC(ARC)で生成AIへの対策が施行される前は、ABC参加者の平均レートがやや上昇したという印象を持っています。ただし、自身のレートに影響があったかどうかは、はっきりとはわかりません。
一方で、競技プログラミング自体を楽しんでいるため、目標とするレベルを過度に意識しないようにしています。このスタンスは昨年から変わっていません。
緑色から水色レートの問題について
今年に解けた難易度が高い問題について
今年は、水色レートの問題を3題解くことが出きました。これらの3題は、わたしがコンテストで解けた最大難易度ベスト3でもあります。
問題 | Difficulty | メモ |
ABC363E Sinking Land(紹介記事) | 1307 | BFSの応用問題 |
ABC369E Sightseeing Tour(紹介記事) | 1301 | ワーシャル・フロイド法で下準備をして、クエリに答える問題 |
ABC354D AtCoder Wallpaper(紹介記事) | 1259 | ABC331 D問題(解説記事)と同じ趣旨の問題 |
グラフは得意分野なのかもしれません。また、ブログで紹介した問題に近い問題を解けると嬉しく感じます(自分自身、紹介した問題を忘れていることも多いですが)。
緑色レートの問題について
今年は、コンテスト中に緑色レートの問題を16題解くことができました。2022年にこのブログを始めた当初では、緑色レートの問題には、まったく歯が立たなかったので、進歩を感じます。
最後に
定期的に書いている備忘録です。
2024年1年を通じて、コンテスト参加を楽しむことができました。運営のみなさまに感謝します。