AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)355 B問題をC++とPythonで解いてみました。ABC355は、2024年5月25日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
B問題 Piano 2(Difficulty : 105)
問題の詳細は、リンク先をご覧ください。
問題文の指示に従い判断します。AtCoder Problems による Difficulty は 105 でした。
解答案
C++ プログラム例(ABC355B)
プログラムを補足します。
- 数列Aを読み込みます。数列Aに含まれている要素は set コンテナ in_A にも格納します(10ー15行目)。
- 数列Aに数列Bの要素を追加します。追加後にソートします(16ー21行目)。
- in_A に含まれている要素が2つ連続しているか調べます(23ー28行目)。
以下が、C++プログラムです。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
int n, m;
cin >> n >> m;
vector<int> a;
set<int> in_A;
for (int i = 0; i < n; ++i) {
int t;
cin >> t;
a.push_back(t);
in_A.insert(t);
}
for (int i = 0; i < m; ++i) {
int t;
cin >> t;
a.push_back(t);
}
sort(a.begin(), a.end());
bool result = false;
for (int i = 0; i < n + m - 1; ++i) {
if ((in_A.find(a[i]) != in_A.end())&&(in_A.find(a[i + 1]) != in_A.end())) {
result = true;
}
}
if (result) {
cout << "Yes" << endl;
} else {
cout << "No" << endl;
}
return 0;
}
AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC355B)
基本的な考え方は同じです。Pythonは表現力が豊かで、全体がすっきりと書けています。以下がプログラムです。
"""AtCoder Beginner Contest 355 B"""
n, m = map(int, input().split())
a = list(map(int, input().split()))
b = list(map(int, input().split()))
in_A = set(a)
a = a + b
a.sort()
result = False
for i in range(n + m - 1):
if a[i] in in_A and a[i + 1] in in_A:
result = True
print("Yes" if result else "No")
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
問題名は、ピアノの鍵盤をイメージしたと思われます。鍵盤は、白鍵と黒鍵があり白鍵が2個続いているところがあります(ミとファ)。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。