AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)284 のB問題をC++とPythonで解いてみました。ABC284は、2023年1月7日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
B問題 Multi Test Cases(Difficulty : 14)
問題はリンク先をご覧ください。
与えられた数列の奇数の個数を求める問題です。AtCoder Problems による Difficulty は、14 でした。
解答案
問題を解く方針を書きだします。
- テストケースの数 T を読み込む。
- 以下を T 回繰り返す。
- N と数列 Ai を読み込む。
- Ai に含まれる奇数の数を出力する。
C++ プログラム例(ABC284B)
方針に従いプログラムしました。数列を読みながら、奇数の数をカウントしました。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
int t;
cin >> t;
for (int i = 0; i < t; ++i) {
int n;
cin >> n;
int result = 0;
for (int j = 0; j < n; ++j) {
int a;
cin >> a;
if (a % 2 == 1) {
++result;
}
}
cout << result << endl;
}
return 0;
}
AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC284B)
Python では、リストの内包表記を使いました。奇数だけのリストを生成して、リスト要素の個数をカウントしました(6行目)。
"""AtCoder Beginner Contest 284 B"""
t = int(input())
for i in range(t):
n = int(input())
a = list(map(int, input().split()))
print(len([i for i in a if i % 2 == 1]))
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
テストケースを複数与える問題は、B問題では見たことがありませんでした。この影響か、ひとつひとつのテストケースで行う処理は簡単なものになっていました。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。