AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)324 のA問題をC++とPythonで解いてみました。ABC324は、2023年10月14日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
A問題 Same(Difficulty : 15)
問題はリンク先をご覧ください。
与えられた数列の要素がすべて等しいか確認します。AtCoder Problems による Difficulty は、15 でした。
解答案
C++ プログラム例(ABC324A)
数列 A を読み Ai と Ai+1 をN-1回比較します。問題の数字は、1からカウントしていますが、C++ の配列(Vectorコンテナ)の添え字は、0からカウントしていることに注意が必要です。
以下が、C++プログラムとなります。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
int n;
cin >> n;
vector<int> a(n);
for (int i = 0; i < n; ++i) {
cin >> a[i];
}
bool result = true;
for (int i = 0; i < n - 1; ++i) {
if (a[i] != a[i + 1]) {
result = false;
}
}
if (result) {
cout << "Yes" << endl;
} else {
cout << "No" << endl;
}
return 0;
}
数列の要素を set コンテナに格納して、コンテナのサイズを調べることにより解くこともできます。以下、set を使ったプログラムです。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
int n;
cin >> n;
set<int> a;
for (int i = 0; i < n; ++i) {
int t;
cin >> t;
a.insert(t);
}
if (a.size() == 1) {
cout << "Yes" << endl;
} else {
cout << "No" << endl;
}
return 0;
}
どちらも AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC324A)
Python 版も基本的な考え方は同じです。以下となります。
"""AtCoder Beginner Contest 324 A"""
n = int(input())
a = list(map(int, input().split()))
result = True
for i in range(n - 1):
if a[i] != a[i + 1]:
result = False
print("Yes" if result else "No")
set を使ったプログラムも紹介します。
"""AtCoder Beginner Contest 324 A"""
n = int(input())
a = set(list(map(int, input().split())))
print("Yes" if len(a) == 1 else "No")
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
ABCのA問題は、変わらず解きやすい問題が出題されています。このレベルの問題が出題されるコンテストが、ほぼ毎週開催されていることに感謝です。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。