Project Euler

Project Euler 問題34(各桁の階乗)を解いてみる

760x428_Euler_034

Project Euler で紹介されている問題34を解いてみました。問題で指定された条件を満たす自然数を求めていく問題です。

Project Euler 問題34(各桁の階乗)

145 は、興味深い数字です。1! + 4! + 5! = 1 + 24 + 120 = 145 となります。

各桁の数の階乗の和が自分自身と一致するような数の合計を求めよ。

注意: 1 = 1! と 2 = 2! は、桁の和でないため上記の合計に含めない。

考察

問題30でほぼ同じ趣旨の問題を解いています。

一桁の階乗で一番大きいのは、9! = 362880 となります。7桁の数の各桁の階乗の合計は、7桁になる可能性があります。一方、8桁の数で各桁の階乗の和が一番大きくなるのは、99999999 で、この場合でも、8 × 362880 = 2903040 と7桁にしかなりません。つまり、8桁以上の数字には、各桁の階乗の和と等しい数がないことが分かります。

解答例

次の C プログラムでは、関数 is_satisfied によって、各桁の階乗の和と一致するか求めています。また、階乗の演算を多くするため、0から9の階乗を配列 factorial として計算しておきます。

考察したように、10以上、1000万未満の数に対して、各桁の階乗の和と一致する数を求めて、その数の和を求めます。

#include <stdio.h>

long int factorial[10] = {
	1, 1, 2, 6, 24, 120, 720, 5040, 40320, 362880
};

int is_satisfied(int number)
{
	int original, sum;

	original = number;

	sum = 0;
	while (number > 0) {
		sum += factorial[number % 10];
		number = number / 10;
	}

	return original == sum;
}

int main(void)
{
	int i, sum;

	sum = 0;
	for (i = 10; i < 10000000; ++i) {
		if (is_satisfied(i) == 1) {
//			printf("%d\n", i);
			sum += i;
		}
	}

	printf("Problem034: %d\n", sum);

	return 0;
}

コメントした行(29行目)を有効にすれば、該当する数を出力します。該当する数字は、意外に少なく2個しかありませんでした。1(=1!)と2(=2!)を加えても、4個しかありません。

計算量は、それほど大きくはなく、一瞬で解答を求めることができています。

最後に

問題で問われている条件を素直にプログラムしました。候補の上限値を絞り込めることは、問題30の場合と同じでした。

引き続き、Project Euler の問題を紹介していきます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA