AtCoder が開催している ABC(AtCoder Beginner Contest)が2023年4月29日で300回となりました。この機会に AtCoder についてのわたくしの取り組みについてまとめました。
参加回数と頻度について
このブログは2022年8月2日から始めました。このときは、AtCoder の参加を中断していました。ブログの記事にしやすいため、2022年9月17日に開催された ABC269 から再開して、解いた問題をブログで紹介しています。
復帰してから、32回のコンテストがありました。そのうち30回に参加しました。残りの2回も解ける範囲の問題は解いていました。
また、このブログは、本日まで275回投稿していますが、ほぼ半分の134回は、AtCoder に関する記事になっています。最近は、かなりの割合が AtCoder の記事になっています。
AtCoder(競技プログラミング)に楽しく取り組めており、いまはハマっている状態だと思います。
問題の紹介記事について
難易度
いままで、131問の問題を紹介しています。ブログで紹介した問題を層別しました。
紹介した問題数(合計131問) | |
A問題 | 32 |
B問題 | 32 |
C問題 | 32 |
D問題 | 26 |
E問題 | 9 |
AtCoder Prombles が算出している難易度別にも集計しました。
Difficulty | 紹介した問題数(合計131問) |
灰(1~399) | 83 |
茶(400~799) | 25 |
緑(800~1199) | 15 |
水色(1200~1599) | 4 |
Unrated | 4 |
わたくしの実力を反映しており、難易度の低い問題を中心に紹介しています。
アクセス
このブログのアクセスについて、Googleアナリティクスの情報から以下の傾向があることが分かりました。
- C問題とD問題の紹介記事は(わたくしのブログとしては)アクセスが多い。
- 多くのアクセスは、検索サイトを経由している(ほぼGoogleでしょうか)。
- 繰り返しアクセスしていただける方よりは、新規の方からのアクセスが多い。
自分の楽しみで書いているこのブログですが、ABC については、Google 検索で上位に表示されることがあるようです。新規の方が検索経由で見にきていただけるようです。自分なりに分かりやすい記事をのんびりと投稿していきます。
振り返り(主に感想)
レートへの影響
ABC269のレートが 676 でした。直近のABC300レートは 868 でした。200 も増えているように思えますが、傾向をみると最近は微増と言ってよい状況です。ブログ執筆で、学ぶことはできているようです。このような活動を2-3年続けると、水色(レート 1200以上)になるかもしれません。
ただし、競技プログラミング自体を楽しめているため、目標とするレベルを強く意識しないようにしています。あまり強く意識して、プログラミングが楽しめなくなることを心配しています。
グラフについて
ABC270C問題で、単純パスを求める問題がまったく解けませんでした(ABC270は2完)。グラフは多く出題されるため、まったく解けないのも、よろしくないと考えて以下の取り組みをしました。
- 競技プログラミングの鉄則 グラフについて解説している9章をすべて解きました。この書籍は、図が分かりやすく初めて学ぶわたくしでも理解ができました。
- AOJ が提供しているグラフについてのコース(GRL)を解きました。このコースはかなり難しく18問のうち10問しか解けていませんが、勉強になります。
DPについて
グラフと並んでよく出題されるDP(動的計画法)については、苦戦している状況が続いています。典型的な問題は一通り学びましたが、例えばナップサック問題をベースにした、少し変形した問題が解けない、といった状況です。こちらについても、鉄則本、AOJのコースを使って、焦らず学びたいと思います。
ちょっとした変更
プログラムを紹介する記事について、2点ほど変更しました。
- タグを従来より細かく付与するようにしました。これは自分で記事を探すのが不便に感じるようになってきたためです。
- コーディング方針の変更
- 識別子に大文字を許容することにしました。グラフは、e と書いていましたが、最近は、G と書くようにしています。小文字の ’l’ は、数字の ‘1’ と区別が難しいため、場合により ‘L’ を使うことを許容するようにしました。’L’ と対になる ‘R’ も大文字で書くことを許すことにしました。
- 記事で書くには細かい内容はコメントに記すようにしました。従来は、コメントではなく記事にすべて書く方針でした。
最後に
昨年の誕生日からブログを始めました。AtCoder は毎日記事にするちょうどよいネタとなっています。将来、思い出として振り返るため、まとめてみました。