AtCoder

ABC350 C問題(Sort)を解く

AtCoder_ABC350_C

AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)350 のC問題をC++とPythonで解いてみました。ABC350は、2024年4月20日21:00に実施されました。

AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。

C問題 Sort(Difficulty : 394)

問題はリンク先をご覧ください。

ABC350 C問題 Sort

ある数字がどこにあるか覚えておくことにより高速にソートします。AtCoder Problems による Difficulty は 394 でした。

解答案

C++ プログラム例(ABC350C)

数列を配列 a[i] に格納しながら、配列 n2index に数字がどこに格納されているか記憶しておきます。なお、配列の添え字に合わせるために、数列の値は0からカウントしています(12行目)。

数列の i 番目に i が無ければ、i がある場所を n2index で調べて、もとの配列 a[i] と合わせて更新します(20ー23行目)。

以下が、C++プログラムとなります。

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;

int main()
{
	int n;
	cin >> n;
	vector<int> a(n);
	vector<int> n2index(n);
	for (int i = 0; i < n; ++i) {
		cin >> a[i];
		--a[i];
		n2index[a[i]] = i;
	}

	vector<pair<int, int>> result;
	for (int i = 0; i < n; ++i) {
		if (a[i] != i) {
			int t = n2index[i];
			n2index[a[i]] = t;
			n2index[i] = i;
			a[t] = a[i];
			a[i] = i;
			result.push_back(make_pair(i + 1, t + 1));
		}
	}

	cout << result.size() << endl;
	for (int i = 0; i < result.size(); ++i) {
		cout << result[i].first << " " << result[i].second << endl;
	}

	return 0;
}

AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。

Python プログラム例(ABC350C)

Python 版も基本的な考え方は同じです。以下となります。

"""AtCoder Beginner Contest 350 C"""
n = int(input())
a = list(map(int, input().split()))
n2index = [0] * n
for i in range(n):
    a[i] -= 1
    n2index[a[i]] = i

result = []
for i in range(n):
    if a[i] != i:
        t = n2index[i]
        n2index[a[i]] = t
        n2index[i] = i
        a[t] = a[i]
        a[i] = i
        result.append((i + 1, t + 1))

print(len(result))
for i in range(len(result)):
    print(*result[i])

こちらも「AC」と判定されました。

最後に

計数ソートと同じ考え方で解くことができました。範囲が小さい場合に使える手法です。

引き続き ABC の問題を紹介していきます。

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