AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)342 のA問題をC++とPythonで解いてみました。ABC342は、2024年2月24日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
A問題 Yay!(Difficulty : 31)
問題はリンク先をご覧ください。
文字の頻度をカウントして処理します。AtCoder Problems による Difficulty は 31 でした。
解答案
隣接する文字が一致するか確認する方法では、最初の文字が対象になる場合(入力例2)など、条件分岐が複雑になると感じました。
このため、文字の頻度をカウントして解きました。
C++ プログラム例(ABC342A)
プログラムの補足です。
- 文字の頻度を配列 alpha に格納します(9ー12行目)。
- 文字の頻度が1である文字を target に記憶します(16ー17行目)。
- 文字列 s を走査して、target と一致する文字のインデックスを出力します(21ー23行目)。
以下が、C++プログラムとなります。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
string s;
cin >> s;
vector<int> alpha(26, 0);
for (int i = 0; i < s.length(); ++i) {
++alpha[s[i] - 'a'];
}
char target;
for (int i = 0; i < 26; ++i) {
if (alpha[i] == 1) {
target = i + 'a';
break;
}
}
for (int i = 0; i < s.length(); ++i) {
if (s[i] == target) {
cout << i + 1 << endl;
}
}
return 0;
}
AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC342A)
Python 版も基本的な考え方は同じです。以下となります。
"""AtCoder Beginner Contest 342 A"""
s = input()
alpha = [0] * 26
for _, ch in enumerate(s):
alpha[ord(ch) - ord('a')] += 1
for i in range(26):
if alpha[i] == 1:
target = chr(i + ord('a'))
for i, ch in enumerate(s):
if ch == target:
result = i + 1
print(result)
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
今回のA問題は、配点が150点でした。普段のコンテスト(100点)より多めに配点されていました。A問題としては、少し難しいでしょうか。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。