AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)338 のB問題をC++とPythonで解いてみました。ABC338は、2024年1月27日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
B問題 Frequency(Difficulty : 48)
問題はリンク先をご覧ください。
出現文字の頻度をカウントするだけです。AtCoder Problems による Difficulty は 48 でした。
解答案
C++ プログラム例(ABC338B)
英字小文字の頻度を配列 alpha に格納します。英字が小さい順に最大値を更新します。このため、頻度が同じ場合は、英字として文字コードが小さい方が優先されます。
以下が、C++プログラムとなります。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
string s;
cin >> s;
vector<int> alpha(26, 0);
for (int i = 0; i < s.length(); ++i) {
++alpha[s[i] - 'a'];
}
int max_ch = 0;
int result = 0;
for (int i = 0; i < 26; ++i) {
if (alpha[i] > max_ch) {
max_ch = alpha[i];
result = i;
}
}
cout << (char)(result + 'a') << endl;
return 0;
}
AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC338B)
Python 版も基本的な考え方は同じです。文字から文字コードへの変換は関数 ord を使いました。以下となります。
"""AtCoder Beginner Contest 338 B"""
s = input()
alpha = [0] * 26
for i, ch in enumerate(s):
alpha[ord(ch) - ord('a')] += 1
max_ch = 0
result = 0
for i in range(26):
if alpha[i] > max_ch:
max_ch = alpha[i]
result = i
print(chr(result + ord('a')))
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
文字の頻度は、map を使うこともできますが、文字種が26と少ないため、Vector コンテナを使いました。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。