AtCoder が提供しているABC(AtCoder Beginner Contest)333 のB問題をC++とPythonで解いてみました。ABC333は、2023年12月16日21:00に実施されました。
AtCoder の紹介はこちらに、プログラミングの方針はこちらに記事があります。
B問題 Pentagon(Difficulty : 89)
問題はリンク先をご覧ください。
線分の長さは2種類しかありません。それが一致しているか判定します。AtCoder Problems による Difficulty は 89 でした。
解答案
以下の五角形を考えます。この図は、問題文から引用させていただきました。
線分は、$_5C_2 = 10$ 種類しかありません。長さも以下の2種類しかありません。
- 隣接する場合(文字コードの差の絶対値が1か4)
AB、BC、CD、DE、EA - それ以外(文字コードの差の絶対値が2か3)
AC、AD、BD、BE、CE
C++ プログラム例(ABC333B)
線分を、隣にあるか(Type = 1)、それ以外か(Type = 2)を判定して、一致しているか確認します。
以下が、C++プログラムとなります。
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main()
{
string s1, s2;
cin >> s1 >> s2;
int type1 = 2;
int diff1 = abs(s1[0] - s1[1]);
if ((diff1 == 1)||(diff1 == 4)) {
type1 = 1;
}
int type2 = 2;
int diff2 = abs(s2[0] - s2[1]);
if ((diff2 == 1)||(diff2 == 4)) {
type2 = 1;
}
if (type1 == type2) {
cout << "Yes" << endl;
} else {
cout << "No" << endl;
}
return 0;
}
AC(Accepted=正しいプログラム)と判定されました。
Python プログラム例(ABC333B)
Python 版も基本的な考え方は同じです。以下となります。
"""AtCoder Beginner Contest 333 B"""
s1 = input()
s2 = input()
type1 = 2
diff1 = abs(ord(s1[0]) - ord(s1[1]))
if diff1 in (1, 4):
type1 = 1
type2 = 2
diff2 = abs(ord(s2[0]) - ord(s2[1]))
if diff2 in (1, 4):
type2 = 1
print("Yes" if type1 == type2 else "No")
こちらも「AC」と判定されました。
最後に
実際のコンテストでは、一回の提出でACを取ることができました。ただし、ごちゃついたプログラムになっていました。ブログ記事のために見直し、分かりやすくなったと考えています。
引き続き ABC の問題を紹介していきます。